Raspberry Pi 2 デフォルトブラウザEpiphanyについて
この記事の概要
デフォルトブラウザについて調べてみた
Epiphanyというブラウザがデフォルト設定されています。普段Windowsを使っているぼくは初めて使うブラウザなので、どういうものなのかサッパリ分かりません。GoogleChromeとかFirefoxに変えたほうがいいのかなと考えてしまいます。とりあえず、インターネット検索して評判を確かめてみると 気になる記事 が見つかりました。
どうやらRaspberry Pi 向けにEpiphanyを改良したそうなのです。改良点がリストアップされていましたが、特に強調されていたのはビデオ再生のハードウェアアクセラレーション対応です。Raspberry Pi にビデオ再生支援機能が活かされていることは知っていましたが、ブラウザもそれに対応したらしいのです。
具体的にはYoutubeの高画質動画がRaspberry Pi でも再生できるっぽいのです。Youtubeがスルスルと再生できますとは書かれていないので、自信がありませんが多分あってます。それをこの記事の後半で確認してみようと思います。
サイト表示をチェックしてみた
個人的によく使うサイトが正常に表示されるか確かめてみました。結論としては「表示されるまで少々待たされるが、概ね問題無い」ですね。
Youtubeが表示できるかチェックしてみた
Epiphanyのビデオ再生支援機能が有効なことを確かめるため、720p以上の高画質動画を再生してみます。ちょうど映画「バクマン。」予告がランキング上位にあったので、これがスムーズに再生されることを利用しました。
デフォルト表示は問題なく再生されます。シアターモードに切り替えても問題なく再生されました、たまにカクつくような気がしますが、ぼくは許容範囲だと思います。全画面表示に切り替えると、残念ながらコマ飛びが激しくカクカクと表示されました。処理能力が向上したRaspberry Pi 2でも全画面表示は難しい様です。
Raspberry Pi でよく利用される軽量ブラウザmidoriでも、同様の表示できるか試してみました。デフォルト表示はどうにか再生されましたが、シアターモードはコマ飛びが頻発してしまいました。全画面表示は試すまでもなさそうなので未実施です。
EpiphanyはYoutubeのシアターモードまでならそれなりに再生できる、ぼくはそう感じました。
デフォルト検索エンジンを変えてみた
Epiphanyの検索エンジンはduckduckgo.comというものですが、正直聞いたことがない検索エンジンです。使い慣れたGoogle検索に変えたいなぁとインターネット検索していると、 同じことを考えている人 がいました。ぼくもこれを真似てみようと思います。
次のコマンドでxmlファイルを編集します。XMLファイルが編集できるればエディタは何でもかまわないと思います。
sudo vi /usr/share/glib-2.0/schemas/org.gnome.epiphany.gschema.xml
XMLファイルのだいたい12行目あたりにある次の内容を修正します。
...
<key type="s" name="keyword-search-url">
<default>`https://duckduckgo.com/?q=%s&t=raspberrypi`</default>
<summary>URL Search</summary>
...
修正後はこうなります。
...
<key type="s" name="keyword-search-url">
<!-- default>`https://duckduckgo.com/?q=%s&t=raspberrypi`</default -->
<default>`https://www.google.co.jp/search?q=%s`</default>
<summary>URL Search</summary>
...
リンク先の記事とGoogleのURLの書き方が異なるので注意です。 この後は記事の通りなのですが、ぼくの環境ではインストール作業は既に最新ですと表示されたので不要でした。
sudo apt-get install libglib2.0-bin
sudo glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas
Epiphanyを再起動し、上部のボックスに検索文字列を入力した結果がGoogleになっていれば成功です。検索エンジン変更で使い勝手が向上しました。デフォルトブラウザはこのままで十分かもしれません。
また、検索エンジンをYahooやBing等にすることも出来ます。GoogleのURLを記入する変わり次のものを記入するだけです。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%s
https://www.bing.com/search?q=%s